まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

はじめまして、国際交流基金プノンペン連絡事務所の松尾です。今回はわれわれの活動の中でも「日本研究」という分野についてご紹介します。日本研究とは、読んで字のごとく日本についての研究のこと。国際交流基金は主に人文・社会科学分野における海外の研究者や研究機関の支援を行っています。

たとえば、2025年の6月1日から4日間、アジア研究学会（Association for Asian Studies、略称AAS）という学会の年次大会がネパールのカトマンズで開催されたのですが、その際王立プノンペン大学外国語学部のロイ・レスミー副学部長（写真向かって右）と同学部タッチ・ラスメイ講師（写真向かって左）の旅費支援を行いました。アジア研究学会では、40を超える国・地域から約1,200名の参加者が集結し、日本研究だけではなく、中国研究や韓国研究、東南アジア研究等、様々なジャンルや内容の研究発表が行われました。

カンボジアから参加されたお二人も他国の日本研究者と交流されたり各国の研究者の発表を聴講されたりと、精力的に会場を回っていらっしゃいました。この経験が、ご帰国されてからのご自身の活動に少しでも役立つことを願っております。

松尾 優一