ホーム 新マガジン記事 特集: なんかいいとこ、バッタンバン

カンボジアクロマーマガジン3号

なんかいいとこ、バッタンバン

[取材・文] 多賀史文 [写真] 多賀史文  [制作] 多賀史文

バッタンバンのお薦めスポット

内戦時代に造られた農業ダムの水面に広がる爽やかな蓮のお花畑

ポルポトの支配下で作られたコンピンプォイ貯水池。今では静かに水を湛えながら周囲の地域を潤している。地元民の間ではピクニックスポットとして人気で、畔の小屋で地元料理を味わえる。

コンピン・プォイ貯水池 Kamping Puoy Reservoir
バッタンバン市内から車で約1時間。ボート代は要交渉。


西洋人旅行者に人気で見所多数、信仰の山プノン・サンポー

市内から25km程のところにある現代寺院群。山頂の寺院は装飾も細かく、金色に輝いていてなかなか見物。その他にも、ポルポト時代の洞窟処刑場跡キリングケーブや、地獄絵図像、巨大仏頭、蝙蝠洞穴、見晴台など見所が多く面白い。人気のアクテビティは、夕方6時ごろになると洞窟から飛び立つ無数の蝙蝠鑑賞。観賞用の屋台やレストランがあってのんびりできる。

プノン・サンポー寺院 Phnom Sampov Temple
バッタンバン市内から車で国道57号線を南西に約30分。入場料2US$。


市内で大人気の路上屋台の揚げミートボールは必食

市内の路上屋台の中でひときわ賑わうこのお店では、牛肉で作った蒲鉾のようなミートボールの串揚げを販売している。1日になんと2,000本も売るそうだ。揚げたてのアツアツを、唐辛子かピーナッツソースに付けて味わうのが美味しい。一緒に売っている揚げパンもなかなかオツ。

ジェイ・メイ J Mey
バッタンバン市内のSt.121にある。営業は夕方から21時まで。


温もりのあるカンボジアを感じられるアートブティック

左上:ビニールひも編みバッグ。右上:バッタンバンのランドマーク「クロニュオン将軍」の小像。下:カンボジアイラストをちりばめたペーパーウォレット。

Bric-a-Bracの地上階にあるブティックAtelierでは、バッタンバンを中心に各地で作られている民芸品や日用品、各国のクリエイターが手掛けた雑貨などを展示販売している。どの商品もカンボジアらしさに溢れ、どこか郷愁感をそそるものばかりで面白い。オーストラリア人クリエイターのMorison氏のアトリエでもあり、制作を行っている傍ら気さくにバッタンバンの魅力を話してくれる。

アトリエ Atelier
市内のSt.2とSt.119の交差点にある3階建ての建物が目印。


お洒落空間で味わう鮮やかなアジアン創作料理

中央市場の近くにある人気レストランJaan Bai。カンボジアやタイ料理などを、西洋料理とフュージョンさせたお洒落な料理を楽しめる。ベジタリアンメニューも多く、ユニークかつカラフルな料理が楽しい。2人以上なら色々なメニューを味わえるセットメニューがおススメ。クローイポーサットのジュースも是非飲んでみたい。

チャーン・バーイ Jaan Bai
St.15とSt.2の交差点にある。外観にかかれている大きなストリートアートがトレードマーク。


バッタンバンのご当地麺料理ミーコラは朝食にピッタリ!!

地元民に愛されているミーコラは同州発祥の料理。醤油で香りづけした細めの米麺に、砕いた小エビとピーナッツ、たっぷりの漬物と茹でたアヒルの卵を添えた料理で、混ぜて食べる。コクのある香りと、サッパリとした漬物のコンビネーションが抜群のご当地料理だ。

プラウ・レーク・ピー・コンラッ(St.2.5の屋台) Prav Lek Pi Konrah
店名は無くクメール語でSt.2.5を意味する愛称で呼ばれている。St.2.5とSt.119の交差点にある。


コロニアルを大満喫!! エキサイティングなバッタンバン滞在を

市内中心のプサーナット市場から、ほど近いところにある全3室のプチホテルBric-a-Brac。バッタンバンの街並みをこよなく愛するオーナーが、コロニアル建築をリノベーションした建物が特徴。全室高級リンネルのベッドで、旅の疲れをしっかりと癒してくれる。客室での朝食やティーサービスなど、スタッフのホスピタリティも高くお勧めだ。ホテル内はアジア各国のアンティーク家具やアート作品で彩られており、ちょっとした博物館気分を味わえる。

ブリカブラク Bric-a-Brac
場所は左ページのAtelierと同じ。人気の為事前予約を強くお勧めしたい。


美しい緑と静寂につつまれた隠れ家的リゾート

市内南部にある緑に囲まれたプチリゾートで、アンジェリーナ・ジョリーがバッタンバンに来た際も当ホテルを利用したことがある。伝統的なクメールの高床住居様式の建物で、まるで田舎ステイをしているようなゆったりとした滞在を愉しめるのが魅力。都会の喧騒を忘れて長閑な雰囲気を愉しみたい人にお勧めしたいホテルだ。

メゾン・ワットコー・ブティック Maison Wat Kor Boutique
市内を流れるサンカエ川の上流方面、築100年以上の家屋が残る一角にある。


バッタンバン市内マップ

ダウンロード→ battambang-map-2018jun


誌面版はこちら!

https://amzn.to/2trpwn8

続きを読む 1 2 3 4


facebookいいね!ファンリスト

クロマーマガジン

素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia