ホーム 過去のマガジン記事 シアヌークビルの潮風: Vol.14 乾季真っ盛りで猛暑!

カンボジアクロマーマガジン32号

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 猛暑!それも気温が体温以上の37度、天候不安定で雷雨落雷・・・と今年の乾季はちょっと異常である。太陽光線は肌を刺すような鋭さで、ちょっと日に当たるとすぐ焼けてしまう。でもシアヌークビルは内陸ではなく、眼前に美しく碧い海があるので海からの潮風が爽やかに吹いて、木陰に入るとその風が熱線で焼けほてった肌をさ まし癒してくれる。

 乾季は、また木々の花も今を盛りに美しく咲き乱れ、果物も実る季節でもある。カンボジアで有名な花木としてはプカークロダー(そのまま英訳するとPaper Flower,日本語では紙の花)実は、この木は、接ぎ木ができる木あり、枝を接ぐことで、白・赤・ピンク等多色の花を一度に同じ一本の木に咲かせることができる独特な木である。

 我が家にも植木屋から購入した鉢植えの木が一本あり、それが美しく花を咲かせており、更に、マンゴの木にも実がたわわにつき熟しており、毎日、我が目を楽しませ、甘いジューシーなマンゴ果肉もデザートとして頂いている。

 変貌するビーチ・リゾート

 さて、シアヌークビルの市内は驚くべき速さで変貌している。まずは、市のランドマークであるゴールデンライオン像広場の改築が完成し、円形の広場に街灯ができて、夜になるとライトアップされたライオン像がくっきり照らし出され、また、そこは市民の夕涼みと家族連れの子供達の恰好の遊び場になっている。
 更に、市内各所には、レストラン・バー・ゲストハウス・ショップが続々改装&新築オープンしており、正にラッシュと言っても過言ではない。
 シアヌークビル港に近いビクトリーヒル(気象台の丘)の天辺は、かつては、港や経済特区、そしてモラコット島(旧名ヘビ島)から沖の島々が一望に出来る展望台として多くの視察客を案内した所であった。実は、ここに昨年のクリスマス(2013年12月25日)に、リゾートビラがオープンした。
 その名は、Victory Castle Villaといい、日本人管理スタッフ4名(2夫婦)が常駐し、テナントとして、プノンペンにもある和食店Sushi Barがレストランとして入っている。
 ここは山頂からその素晴らしい眺めが一望できるプールがあり、ただ、車がないと市内には行けない不便さはあるが、長期滞在型の欧米白人観光客には人気の隠れ家的リゾートである。

レンタル工場への初入居テナント決定

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 昨年11月末に完成したレンタル工場に入居する初めての企業が決定した。
 この会社は、王子製紙、タイキに続く第三のテナントとして、港SEZにお迎えすることになり、更に、タイキ社に続き、弊社がそのカンボジア進出支援コンサルティングをさせて頂くことになった。大手企業と違い、中堅中小企業にとってカンボジア進出には、言葉から文化・習慣の違いの問題等もあり、正に船と同じでよき水先案内人が必要で、微力ながらこれから賃貸契約・投資申請・工場改造・工員スタッフ募集等々、各種進出支援業務をサポートさせて頂く予定である。


服部 寛 (はっとり ひろし)

2006年5月、三井物産を早期退職後、プノンペン経済特区開発の仕事で、初めてカンボジア訪問。その後、2009年-2011年はJODC(現HIDA)専門家、2011-2013年3月まJICA専門家としてシアヌークビル港経済特区のマーケティング・企業誘致・運営指導業務に従事。2013年4月からは独立して、シアヌークビル港湾公社SEZ部長付顧問となり日系企業誘致アドバイザー兼同港経済特区進出コンサルタント[日本本社(株)パクト・コンサルティング&ツーリズム)代表取締役]として新たな日系企業進出支援業務に取り組んでいる。 週末には、大自然一杯の碧い大海原に乗り出し、爽やかな潮風に吹かれて、大好きなフィッシングとシュノーケリングを楽しみ、そして疲れた身体と心はスパで癒してまた仕事パワーを回復している。
E-mail: hattori183[アットマーク]yahoo.co.jp 携帯: 016-955-108

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