カンボジアクロマーマガジン33号
文化系お散歩プラン ~プノンペン、シェムリアップのギャラリー&博物館めぐり~
シェムリアップ : 博物館巡りコース(所要時間6時間)
①11:00 ロイヤルガーデンでブランチを食べる
6号線とシヴァタ通りの交差点近くにあるレストラン「マスターフード」で地元民に人気のサンドイッチ「ヌンパン・パテー」(0.75US$)を買い、ロイヤルガーデンのベンチで軽めのブランチを取ろう。ロイヤルガーデンは1953年にカンボジア王国がフランス植民地から独立した際に造られた庭園で、庭園南側にある「ジェイ・テット」という石像は恋愛の神様として地元民たちに信仰されている。
マスターフード Master Food住所 : front of Angkor Holiday Hotel, National Rd.6
電話 : 012-296101
営業時間 : 6:00-23:00
②11:45 アンコール王朝の傑作彫刻を見よう!!
ブランチの後に訪れるのは、カンボジア国内最大の博物館「アンコール国立博物館」。ここではアンコール遺跡群や国内の遺跡から出土した遺物を、テーマごとに展示している。美術的にも価値の高い作品が多数あり、見応え十分。中でも特別展示場の「千体仏像の間」では、様々な時代の様々な仏像を1000体以上安置しており圧巻。館内展示物の日本語の音声ガイドも借りることができる(3US$)。
また、国立博物館のショップのラインナップはハイセンスで、お土産探しにも最適だ。
住所 : Angkor Wat Rd.
電話 : 063-966601
開館時間 : 8:30-18:30
入場料 : 12US$、12歳以下6US$
③14:00 午後のお茶でリラックスタイム
博物館でちょっと疲れたら、優雅なハイティーでリラックスしよう。次に訪れたのは5つ星ホテルの「ヴィクトリア・アンコール」。ホテルのカフェでは14:00からハイティーを愉しむことができる。ヴィクトリアのハイティーはケーキやフルーツなどの甘味のほかに、軽食やシャンパン付いており小腹を満たすのに最適。価格も一人14US$++と同ランクのホテルに比べるとリーズナブル。
ヴィクトリア・アンコール Victoria Angkor Resort & Spa住所 : Central Park
電話 : 063-760428
開館時間 : 14:00-17:00
④15:30 鮮やかで個性的なアジアの布の世界へ
4件目に訪れるのは、今春開館したばかりの新見所スポット「アジア伝統衣装博物館」。当館はメコン川流域国(カンボジア、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー)とインドによるメコン・ガンガー経済協力プロジェクトの一環として造られた。館内ではカンボジアの伝統布「ピダン」をはじめ、インドの「サリー」など各国の伝統衣装や織物を解説付きで展示している。
アジア伝統衣装博物館 India MGC Traditional Textile Museum住所 : Apsara Rd.
電話 : 063-765574
開館時間 : 8:30-16:00 (定休日 : 火曜)
入館料 : 無料 *10名以上の団体は要予約。入場料は2015年に有料になる予定。
⑤16:15 カンボジアの仏像をゆっくり眺める
最後に訪れるのはイオンが資金援助を行い造られた博物館「プレア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館」。こちらに展示されている石像の多くは、アンコール王朝期、ヒンドゥー教勢力が強まり仏像を廃棄するよう命令が出された際に土中に埋められたもので、最近の上智大学による調査でバンテアイ・クディ遺跡から発掘したものである。中でも無数の仏が彫り刻まれた「千体物石柱」は見ものだ。また、当館ではお土産にもぴったりな拓本作りを体験できる(25US$)。
プレア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館Preah Norodom Sihanouk Angkor Museum
住所 : Apsara Rd.
電話 : 063-763575
開館時間 : 8:30-17:00 (定休日 : 月曜)
入館料 : 3US$