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カンボジアクロマーマガジン19号

もっと知りたい!カンボジアを彩る暦

[取材・文・制作] 三浦まり子

4月中旬 カンボジア正月(チョール・チュナム)

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カンボジアの一大イベント!(祝日)

カンボジアの正月は3日間祝日が続く、一年の中で最大のイベント。数日前から掃除をし、玄関に正月飾りを吊す。また、神棚へお供えをしたり、各家庭ではお正月の定番料理であるカレーを作ったりする。新年を迎える時には、その年の干支に乗ったデヴァター(神)が天から地上に降りてくると信じられており、窓を開け、線香をたきながらデヴァターへ祈りを捧げる。正月期間中は寺へ参拝し、一年の健康と幸福を祈る。

正月期間中、人々は寺院に参拝し、家族の幸せを祈りながら仏塔型の砂山を作る。この砂山はプノム・クサイと呼ばれ、通常寺の真東の方向に作る。この山を作ることは「徳を積む」という意味もあるという。

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街では仮装した子供たちが祝いの舞いを踊る。(左)お正月ならではの遊びがあり、そのひとつが「土鍋割り」。吊るした土鍋を目隠しをして棒で割る。(右)

5月1日 労働者の日(メーデー)

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国際労働者の日(祝日)

メーデー(May Day、直訳すれば「5月の日」)は、世界各地で毎年5月1日に行われる祭典であり、カンボジアもこの日を祝日にしている。世界的には労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行う日でもあるが、カンボジアでは目立った活動はない。

5月13~15日 シハモニ国王誕生日

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現国王の生誕を祝う(祝日)

ノロドム・シハモニ国王の誕生日で3日間の連休となっている。中日の14日が実際の誕生日であり、王宮では祝典が行われる。一般家庭では、国王の写真に飾り付けをして祝う。

5月中旬 仏誕祭(ヴィサカ・ボーチア)

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陰暦6月の満月の日(祝日)

釈迦の誕生・悟道・入滅を記念する祭り。信者たちは早朝から偶然にも同じ日に起こった3つの奇跡を祝い、儀式を行う。仏教国共通の祭りであり、近年は各国持ち回りで大イベントが催されている。

5月下旬 王室始耕祭(農耕祭)

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その年の豊作を祈る日(祝日)

雨季が始まる5月下旬ごろ、「始耕祭」が王室前の広場にて開催される。農業国カンボジアにとって、とても重要視されている行事で、国王や政府高官も参加する。広場ではまず耕儀式が行われ、それから王室の牛2頭を7種類の食べ物(米、トウモロコシ、豆、ゴマ、草、水、酒)を銀器に並べたところに連れて行き、何を食べるかでその年の農業や社会全体の吉凶を占う。

6月1日 国際子どもの日

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カンボジアの子どもの日(祝日)

子どもの権利を尊重し、成長を祝うことなどを目的にした記念日。1925年にジュネーブの子供の福祉世界会議で、6月1日が国際子どもの日(International Children’s Day)と制定され、カンボジアでは2011年に祝日になった。

6月18日 モニク前王妃誕生日

今も崇拝される前王妃(祝日)

シハヌーク前国王の妃でフランス人とのハーフのモニク前王妃の誕生日。長男は現国王のシハモニ殿下。

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