【クラチェ】カンボジア、WWFとメコン川イルカ保護で連携強化
農林水産省は、絶滅危機にあるメコン川イルカの保護に向け、世界自然保護基金(WWF)との協力強化に取り組んでいる。
ディット・ティナ農林水産大臣は9月17日、新任のサン・リー東南アジア地域代表と面談し、生物多様性保全の現在および将来の取り組みについて協議した。
具体的には、科学に基づく保全、コミュニティ参加、メコン川イラワジイルカを含むカンボジアの淡水生態系の持続可能な管理について話し合った。
ティナ大臣は「メコン川イルカは国内外の宝」と述べ、WWFのカンボジア自然遺産保護への取り組みを称賛。協力拡大により相互信頼を強化し、貴重な野生動物と天然資源保護という共通目標に向けて連携することを求めた。
メコン川イルカは現在、クラチェ州カンピ・イルカ観察地点からラオス南部のコーンの滝まで180キロメートルの範囲にのみ生息する。
近年刺し網使用、爆薬や電気漁具による違法漁業、船舶交通量増加などの脅威に直面し、2004年から国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
今年前半5か月で7頭の子イルカが誕生し、カンボジア国内の個体数は111頭に達した。
(写真はKhmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより
記事リンク:https://www.khmertimeskh.com/501758942/cambodia-wwf-cast-safety-net-for-mekong-dolphins/



