労働者にも飢餓が見受けられる現状
5月から6月の間に行われた、衣料品を製造するカンボジア国内10工場の労働者4000人を対象とした調査で、43%以上が貧血症であり、8%は栄養失調であることが明らかとなった。
企業は、飢えに苦しむ労働者を救う方法として賃上げを行っている。賃上げと共に、健康的な食事に関する社内通知の作成なども進行中である。また、賃上げに伴う家賃の値上げを阻止し、食費を確保できるよう対策も取っている。
しかし、今回の調査対象となった企業の全てで、改善が見られるかどうかは疑問視されている。食費よりも、携帯電話などにお金をかけている労働者も多く見受けられるのが現状である。