カンボジア関連2作品、来月カンヌで上映
来月、カンボジアに関連する2つの映画がカンヌ国際映画祭で上映される。
フランス系カンボジア人である Davy Chou監督の「Cambodia 2099」と
アメリカ人のPhil Atlakson、Garret Atlakson両監督による「Eviction」である。
Cambodia 2099は、プノンペン市内にあるKoh Pickで、カンボジアの3人の若者が、自分達の将来を考えながら午後を過ごすという内容の作品。監督週間部門で上映される予定だ。
映画のタイトルの由来について、Chou監督は
「登場人物の一人が、未来である2099年にタイムスリップしたいといつも夢見ているからだよ。」と語る。
一方、Evictionは土地の横領をテーマにした映画である。
カンボジアにあるボンコク湖で生活する72歳の住人が、政府に支援を受けた土地開発者によって立ち退きを迫られるという内容の作品である。
Atlakson監督は、「カンヌ国際映画祭での上映や、映画祭での受賞は、人々の目をカンボジアで行われている土地の横領に向けさせることになる。今回は短編だが、長編も作りたい。」と語った。