【シェムリアップ】アンコール遺跡群に新たな観光ルート、多様な体験を提供
カンボジアのアプサラ国家機構(ANA)は27日、アンコール遺跡公園内の複数の寺院で新たな観光ルートを開始したと発表した。訪問者により多様で充実した体験を提供し、アンコールの世界的魅力を高めることが狙い。
新ルートは短期、中期(宗教)、長期(歴史)の3つのカテゴリーに分類され、訪問者の関心や滞在時間に応じて選択できる。タ・プローム寺院では東門と西門からの2ルート、ニャック・ポアン寺院では屋外、屋内、ボートツアーの3つの選択肢を用意し、様々な角度から遺跡を鑑賞できる。
各ルートには歴史解説板、彫刻の詳細説明、撮影スポットが設置され、理解を深める工夫が施されている。ANAのロング・コサル報道官は「新ルートは寺院の文化的・歴史的意義をより深く理解してもらうため」と説明。プノン・クロム寺院のルートでは、寺院探索に加え、水田やトンレサップ湖の景観、地元の漁業や伝統工芸も体験できるという。
今後、他の古代寺院でもルート整備を進め、標識や案内板、駐車場、トイレなどの施設も充実させる計画だ。
2025/10/28
(写真はKhmer Timesより)
=========================
記事全文:Khmer Timesより



