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地理と気候

カンボジア情報

南国は暑い、ゆえにカンボジアも然りと思われがちだが、12月~1月にかけては肌寒いほど。年間通して直射日光はきついので長袖シャツは必須である。

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地理

カンボジアは東南アジアのインドシナ半島の中央部に位置し、国土面積は約18万sq/km、隣国であるベトナムの約半分、同じくタイの約三分の一、そして日本の約半分の国土である。東部にベトナム、西部にタイ、北部にはラオスと陸続きで国境を有しており、南部はシャム湾となっている。国土は大半が平野であり、中央を南北にメコン川が流れ、北西部の中心にトンレサップ湖を擁する。また、南西部のシャム湾、タイ国境周辺及び北東部のベトナム国境周辺に低い丘陵地帯が広がっており、フライパン型の地形だといわれる。

トンレサップ湖の伸縮とメコン川

カンボジア中心部に広がるトンレサップ湖は、東南アジア最大の内陸淡水湖として知られ、淡水魚をはじめ多くの生物が生息する。トンレサップ湖は、メコン川の源流・ヒマラヤ山脈の雪解け時期によりスケールを伸縮変化させる。メコン川へと流れ落ちた雪解け水はやがて湖へと続くトンレサップ川を逆流させ、湖は乾季に育った草木を覆っていき、乾季は約2,600sq/kmなのに対し、雨季は最大で約13,000sq/kmにまで広がる。
トンレサップ湖の周辺では淡水魚や稲作をはじめ多くの食糧が採取できることから、水上生活者も多い。

気候

気候は熱帯モンスーン気候であり、季節は大きく5月~10月の雨季と、11月~4月の乾季と分かれており、4月に入ると少し雨が降り始めるが、一日中降り続くことは少なく、通常夕方から約2~3時間激しいスコールがある。平均降水量は1,200mm~1,400mmと年度により異なるが、雨が最も激しい時期は雨季終盤の9月~10月となり、月平均降雨量が約250mm~260mmにものぼる。また、乾季の間はほとんど雨が降らず、1月では月平均降雨量が約10mmである。
年間通しての平均気温は約28度となり、12月~1月が低く、月間平均気温が最も低い1月は約15度と早朝及び夜間は少し肌寒い。最も高い3月~4月は、平均29度~30度になり、日中の気温が40度に達することもある。年間平均湿度は76.8%となり、最も湿度の高い9月には、月間平均湿度が84%となる。山岳部を除き、プノンペンやシェムリアップといった主要都市による差異は少ない。


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