【カンボジア】カンボジア地雷除去機関、英大学と協定締結 最新ドローンで作業加速へ
カンボジア地雷対策・犠牲者支援庁(CMAA)と英セントラル・ランカシャー大学は7月22日、地雷と不発弾の脅威に対処するための協力覚書を締結した。これは、地雷のないカンボジアの実現に向けた継続的取り組みの一環として行われたものである。
調印式にはCMAAのリー・トゥック第一副総裁、同大学のダレン・アンゼル教授らが出席した。覚書により、大学は高度な画像処理・センサー機能を備えた最先端ドローンをCMAAに寄贈し、調査・除去作業を支援する。大学側はドローンから得られるデータを活用して地雷除去技術の研究開発を進め、作業員の危険への暴露を軽減する。
トゥック副総裁は「地雷の惨禍からカンボジアを解放するという崇高な目標に向けた共同の誓い」と協定の意義を強調。現在も1000平方キロメートル以上の国土が地雷と不発弾で汚染されているが、2030年までに地雷完全除去を目指すとの決意を示した。
アンゼル教授は「これは単なる技術の問題ではない。命を守り、コミュニティを再生し、カンボジア全土の家族の未来を切り開くことだ」と述べた。協定には能力構築プログラムも含まれ、先週すでに研修が実施され、カンボジアの学術機関との共同研究も計画されている
トゥック副総裁は「忘れられた戦争で子どもたちが未来を失うことがあってはならない。恐怖の大地を希望の大地に変えよう」と協力への期待を語った。
写真はThe phnompenh postより
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※記事全文(The Phunompenh Postより)※
https://www.phnompenhpost.com/national/demining-authorities-ink-mou-with-uk-university-new-drone-tipped-to-accelerate-work



