JRO国際シンポジウムがプノンペンにて開催
NPO法人日本食レストラン海外普及推進機構(略称 : JRO)は、海外の日本食レストランを含むフードサービスマーケットにおいて、メニュー開発を通して日本食・日本食材の市場を拡大することを目的として、海外の各地域において日本食関係者のネットワークを構築し、各国において様々な活動を行っている団体です。
2月26日に国際シンポジウムがカンボジア プノンペンで開催され、150名を超える参加者の中、JROの理事長である大河原 毅氏の進行の元、株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長 粟田 貴也氏、プノンペンの飲食業界を牽引するPark Café ジェネラルマネージャー Heng Sengly 氏、マリスレストランのマスターシェフ Luu Meng氏の3人のパネリストとのディスカッションが行われました。
ディスカッションでは今のプノンペンにおける飲食業の問題などが議論され、共通の問題は従業員ホスピタリティーが足りていないことをあげていました。
Park Café ジェネラルマネージャー Heng Sengly 氏は「弊社は、社員教育に力をいれている。飲食業は人のビジネス、社員教育には時間はかかるが、飲食業を成功させる上でもっとも大事なことだ」と話した。
毎年プノンペンでは、400店舗以上のレストランがオープンしており、9000人近くの従業員が必要になっている。今後、プノンペンの飲食業で勝負するうえで、従業員の教育、ホスピタリティーの向上がますます大切になってくると話した。
JROの理事長大河原 毅氏は「カンボジアの飲食業を牽引する二人のパネリストは日本における飲食業界と同じ課題が見えている。飲食業は人のビジネス。若いリーダーが活躍するカンボジアの飲食業は今後もっと発展していくだろう」と語った。