ホーム 新マガジン記事 わたしのロングステイストーリー: 【わたしのロングステイストーリー】三重野由布子

カンボジアクロマーマガジンPP3号

 

■カンボジアに初めてきたのはいつでしょうか?
2012年7月に、CJCCの日本語教師(現地採用枠)二次試験面接のために来カン。スカイプ面接と現地での面接(希望)とあり、未知の国なので行ってみよう!と来ました。実は現地での直接面接はこの回が最初で最後だったそうです。この3泊4日が初上陸ですが、面接前にホテルから近かった2頭の鹿公園周辺を歩き、ワットプノン、トゥールスレン収容所博物館などを一人で巡りました。道路を渡れた時「住めるかも」と思ったのを覚えています。

 

■実際に住みだしたのはいつでしょうか?
2012年9月、日本語教師として再カンしました。事前に連絡を取り合い、前任者が住んでいたアパートをそのまま使えたのは幸いでした。食器など残してくださったので、その日から暮らせたことで早く馴染めたと思います。

 

■ロングステイをすることになったきっかけは?

日本の友人たちから「1年で帰ってくるの?」と、また職場の仲間からも「三重野さんも1年で帰ってしまうの?」との言葉に、「1年で何ができたのだろう?まだここで何かやれることがあるのでは?」との思いで今に至っています。また、2年目に入る頃、猫2匹が家族になったこともここで生活する、大きなきっかけにもなりました。

 

■カンボジアに来る前の仕事や生活は?

大分出身。16年会社員として働いた後、フリーランスで人材育成の仕事に進みました。単発の研修も多数行いましましたが、接客業・飲食店やグッズ(ジブリやレゴ)店の店長、スタッフ研修など長期に関わるスタイルでの仕事をメインにしていました。その中でお店の立ち上げや閉業などいろいろな経験をしました。来カン前2年ほどは老後の趣味と考え日本語教師の勉強を始めていました。日本での出会いや経験をまだ活かせるかもしれないという思いはカンボジアに来るきっかけにもなりました。

 

■カンボジアでの日々の生活について教えてください

今は、バッタンバンに住んでいます。現役で仕事もしていますが、セミリタイヤ宣言?をしました。せっかくの地方暮らし、時間に追われず豊かな気持ちで過ごせればと思います。近所の散策で新しい出会いや発見をするのが楽しみですが、猫3匹と過ごす時間が一番多いかも。

 

■1カ月の大まかな生活費は?

家賃+水道光熱費$350程度。食費(ほぼ自炊なので食材費)、外食、猫の餌&砂代、嗜好品、趣味、移動交通費など。

 

 

■ロングステイをしてみたいと思う人に向けてのメッセージ

住む場所や生活スタイルで必要経費は変わります。都市部と地方でも物価が異なります。まずカンボジアで何をしたいか?楽しみたいか?を決め、生活スタイルに合わせた住居、環境選びが大切だと思います。
もちろん外国人にとって安全なエリアかを確認することは基本です。病気や怪我の際、対応してくれる病院や使える保険は何か。あたり前のことばかりですが、そこができているか否かで不要な苦労をしないですみます。
カンボジアには、日本にはない魅力もたくさんあります。高齢者になっても住みやすい国です。私が住み始めた頃に、カンボジア在住先輩たちから教えてもらった、「私たち(外国人)は、住まわせていただいている」という言葉の意味を今でも大切に、生活しています。

 

 

 

寄稿者の紹介

お名前:三重野由布子(MIENO YUKO)

出身:大分県

年齢:60代後半

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