ホーム 新マガジン記事 気になる樹になる胡椒のお話: 【気になる樹になる胡椒のお話】カンボジア胡椒って?1

カンボジアクロマーマガジンPP2号

 

カンボジアのお土産の定番ともいわれるようになってきた胡椒。スパイスの王様とも呼ばれている胡椒ですが、さて胡椒というとどんな胡椒をイメージされますか?一昔前だと、胡椒と言えばラーメン屋さんなどカウンターやレストランに塩と一緒にテーブルに置いてある粉のものを想像するかもしれません。私たちの世代だと、ハクション大魔王を呼ぶのにカンちゃんが鼻に吹きかけていたりして、くしゃみの起爆剤とか。


ブラックペッパーという言い方をされる方だと、多分お料理が好きな方で、「○○のブラックペッパー味」などメニューのお料理前で形容詞的に使われているのを想像されるかも。「ブラックペッパーを荒挽きで使うのが好き!!」とか、挽き方を楽しまれる方々も増えているので、黒い粒を想像される方も増えて来ているかとも思います。

その黒い粒、種だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。実は胡椒は果実です。果実を乾燥させて黒くしたものなのでドライフルーツの一種です。
胡椒の樹はつる化の多年木、熱帯雨林の森の中に原生し、インドが原産と言われています。ここカンボジアには1294年にカンボジアを訪れた周達観により書かれた紀行文「真臘風土記」の出産の部に記載がありますから、最低でも700年の歴史があるようです。

気になる樹になる胡椒のお話を少しづつ続けていきたいと思います。

倉田浩伸

 

クラタペッパー

1994年創業。カンボジア胡椒専門店をプノンペンに2店舗経営。コッコン州スラエアンバルにて地元の人々と共に、胡椒農園を運営している。

OPEN: 9:00-18:00

TEL: 012-842970

Web: http://kuratapepper.com/

Facebook: kuratapepper


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