カンボジアクロマーマガジンPP2号
【祝!カンボジア第四の世界遺産登録】 コーケー遺跡群
2023年9月17日、サウジアラビアで開催された第45回世界遺産委員会にて、コーケー遺跡群がカンボジア第4番目の世界遺産として採択された。
【コーケー遺跡群】
カンボジア北部、シェムリアップから北東に約130㎞地点、プレアヴィヒア州に位置するクメール遺跡群。10世紀初頭(921年~941年)に当時の王ジャヤヴァルマン4世によりそれまで王都であったアンコールエリアから一時的に遷都され、繁栄を築いた王都がここである。
コーケーは遺跡群であり、ラハールと呼ばれる貯水池の周辺に大小合わせて60以上の遺跡が眠っているとされるが、普通に観光できる寺院は20ほどであり、一部の遺跡は地雷撤去も完了していないため見学はできない。
また、それら遺跡のうち、最も人気が高いのがプラサットトム寺院内にある巨大ピラミッド型寺院プランであり、その高さ35メートルの頂上から見る景色は旅人のひとつの到達点として感慨深いものがある。その他の遺跡で観光客に人気が高いのが寺院に巨木が絡みつくプラサットプランや、黒い貴婦人の意を持つニエンクマウ、象や獅子の像が残るプラサットダムレイ、碑文が残るバンテアイピーチョアン、1メートルの巨大なリンガがあるプラサットリンガなどである。
②真っ黒な寺院がポツンと残る
【行き方】
プノンペンからだと、6号線、62号線経由で371㎞、片道6~7時間程度となるため、一般的にはシェムリアップ発の観光となる。遺跡群には大小合わせて60以上の寺院があるが、一般的に観光出来る寺院は20程度、一般的なツアーでは6遺跡程を見学する。(シェムリアップからは片道約130㎞、約3時間)
遺跡まで直接行く長距離バスはないため、観光客向けツアーバスや運転手付車両チャーターが一般的。
【おすすめの季節】
通年だが雨季がきれい。雨季は森に生気が宿り、大地は美しい緑で覆われる。雨上がりに薄い霧が発生することもあり、遺跡は神秘的な空気に包まれていく。晴れた後には、真っ青な空と大地の緑、そして褐色の寺院とのコントラストが楽しめる。
【旅の注意点】
入場券(15US$)は寺院近くの売り場で販売している。一般的な観光コースの地雷は撤去されているが、観光ルート以外にはまだまだ地雷が埋まっているので森の中には絶対入らないこと。
【ここにも寄りたい】
コーケー遺跡群近くには廃墟寺院ベンメリア(見学時間約50分)があるのでついでに観光しよう。また少し離れるが天空の神殿と呼ばれるプレアヴィヒア寺院(見学時間約90分)もあり、時間と予算に余裕があれば是非見学してほしい。同日観光可能。
【たとえばこんな旅(シェムリアップ発)】
【コーケー遺跡群のみ】 8:00出発 → 11:00 コーケー遺跡群に到着 → プラサットプラムとニエンクマウ →昼食 → プラサットドムレイとクラチャップ → プラサットトム(ピラミッド型寺院) → 18:00 到着
【ベンメリア、コーケー遺跡群、プレアヴィヒア】 6:00出発 → 8:00 ベンメリア遺跡観光 → 10:00 コーケー遺跡群見学 → 13:00 プレアヴィヒア寺院山麓到着→ 15:30 シェムリアップへ → 19:30 到着
一緒に観光したい遺跡
【プレアヴィヒア】 カンボジア北部、シェムリアップから約270㎞地点、タイとの国境地であるダンレック山の山頂約570m地点に9世紀末から11世紀にかけ建造された寺院。入場料10$。
【ベンメリア】 12世紀中頃、により建造され、「東のアンコールワット」と呼ばれる遺跡。旅行者からは「ラピュタの城」のように見えると噂。要アンコール入場券。
クロマ―ツアーズで行く、コーケー遺跡群・・・
【A-25C】コーケーとベンメリア遺跡 265$~ 【A-32C】プレアヴィヒア、コーケー、ベンメリア遺跡 335$~
*プライベートツアー、1台あたりの料金となります。ガイド、車付き、遺跡入場券別。プノンペン発ツアーも手配可能です。お気軽にお問い合わせください。
TEL/テレグラム: 012-890960(REP)/099-890960(PP)
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