カンボジアクロマーマガジン31号
Happy Khmer Wedding ウェディングドレス・コレクション
乾季になり、ウェディングシーズン到来。華やかな衣装を身にまとい、新たな人生を出発する2人の姿は幸せの象徴。そんな幸せいっぱいカップルの「写真撮影」と「結婚式」に密着取材させていただきました!
撮影場所:シェムリアップ
交際期間2年。
新郎は中国人、新婦はカンボジア人の国際結婚です♪
新郎:ジャンさん(32)
新婦:ナラさん(24)
1日目 写真撮影
Style 1 伝統の「チョン・クバン」
新郎が身につけているのは、伝統衣装「チョン・クバン」。3mほどのシルクを腰に巻きつけ、裾をたぐり寄せ股下を通し、背中側で裾の先をベルトで固定。結婚式はもちろん、公式の場でも着用される正礼装。
Style 2 大人な雰囲気の甘い赤
目にも鮮やかな赤の伝統衣装は、ゴージャス感たっぷり。実は新婦が身に着けているスカート、まち針で止めてあるだけなので、動くときは要注意!いつもより所作が美しく上品に見えるかも?!
Style 3 大きなリボンで現代風にアレンジ
美しいグリーンと、肩の大きなリボンが、新婦のキュートな雰囲気にぴったり。カンボジアの新郎新婦は、お揃いの色の衣装を着ると決まってるんですよ!
Style 4 ドレスも着たい!乙女心
きらびやかな装いが好まれるカンボジアで、ピンクのドレスは不動の人気。お色直しも多く、式当日は10着近い衣装を用意。着替えやヘアメイクは、スタイリストさんが素早く行います!
カンボジアの結婚式
結婚式は、11月から5月の乾季限定。婿入りが主流のため、結婚式は花嫁の自宅で行われることが多い。以前は3日間連続で行っていたが、時代とともに1日で行うカップルも見受けられるようになった。婚儀は新郎と親族が、贈り物を携え花嫁の家まで歩く「花婿行列」から始まる。式の途中でお粥(ボボー)が朝食としてふるまわれ、災いを振り払う髪切りの儀式、神話を基にした幸せを祈る儀式、子孫繁栄の願いを込め2人の手首に赤い糸を結ぶ儀式へと続く。夜はレストランなどで披露宴を開き、遅くまでダンスを楽しむ。また、衣装を着て写真撮影が人気で、額装した写真を大切に自宅に飾る人も多い。