カンボジアクロマーマガジン37号
荻原 由衣さん
(カンボジア在住 2年)
医師
カンボジアの全ての人に質の高い医療を
昨年末、低所得者が多く居住するストゥンミエンチェイ地区に日系の診療所が開設され、日々診療にあたっているのが荻原さんだ。
日本では都内の病院に医師として勤務していた荻原さん。かねてより海外での医療活動に興味があり、世界各国の医療現場を視察することに。そんな中最初に訪れたのがカンボジアだった。突きつけられたのは、お金がなければ医療を受けられないという現実。地方に行けば医者がおらず、苦しみを我慢する人が大勢いるという、日本とは大きく異なる世界だった。「カンボジアの医療を変えたい」と強く感じ、日本の町医者のような身近にある医療施設を建てたいと思った。その後同じ志を持つ仲間と共に、貧困層のための医療支援を行うNGO「Act Of Unity-Japan」を設立し、診療所開設まで漕ぎ着けた。診療所では患者の診療だけでなく、現地医療従事者のトレーニングも行っている。
今後はプノンペンを拠点とし、医師不足に喘いでいる地方にトレーニングを積んだスタッフを派遣していくという。「どんな人でも安心して通える診療所を展開していきたい」と荻原さんは語る。
○カンボジアの好きなところ
-開放的でのんびりとしているところです。
AOU Japan 診療所 電話 : 077-341837 住所 : No.222, St.Lum, Sangkat Stung Meanchey, Khan Meanchey Phnom Penh- タグ
- ストゥンミエンチェイ地区, 医療支援, 診療所