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カンボジアクロマーマガジン42号

ロシアンマーケットエリアが熱い!

[取材・文・写真] 岡 克哉 / 泉 未来 [制作] 皆島 芽生(クロマーマガジン編集部)

ロシアンマーケット?
ロシアンマーケット(カンボジア語名:トゥールトンポン)エリアとは、同名の市場を含む、その周辺の地区名である。毛沢東通り以南、モニボン通り以西の、プノンペン南部に位置する地域であり、1980年代、ここに多くのロシア人が住んでいたことが地区名の由来となった。

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 この地区のランドマークであるロシアンマーケットでは、生鮮食品、カンボジア雑貨、アンティークなど様々な商品が売られており、現地の人々が多くあつまる。また、プノンペン屈指の人気観光スポットでもあり、常に人が絶えない場所だ。
 そして、この地域には在住外国人が多く、ボンケンコン、トゥールコックに続くエリアとして人気を集めているが、エリア外のプノンペン住民にとってはまだまだ未知の部分が多いのも事実。
 今回はそんな熱い!エリア「ロシアンマーケット」の魅力をご紹介。これを読んで、いざロシアンマーケットへ繰り出そう!

 

住が熱い!

家賃が比較的安い

「住むエリア」として注目されつつあるロシアンマーケット。
低価格でいい部屋が見つかる可能性が高い?

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 欧米人を中心に住居エリアとして注目されている。ボンケンコンエリアに比べ、土地が安く2015年に発表された資料※ではメイン通りの平米単価(US$)はボンケンコン1が(3200~8000US$)、トゥールトンポン1が(4,200~4,500US$)となっている。
 また1ベットルームタイプ(いわゆるひとり暮らし用)の部屋が多く、ファミリータイプ部屋と比べ低価格で借りられる。最近ではアパートやコンドミニアムの建設も進み、今後ますます自分の生活スタイルに合わせた部屋探しができるようになるだろう。

※『Cambodia General Land Price Q1 of 2015』より

Yさん(在住3年)
間取り:1K(キッチンとベッドルーム)
家賃:330US$
お湯シャワー完備、エアコン、冷蔵庫、洗濯機付き
近くにマーケットやカフェもあって便利。
アパートが外国人専用なので、セキュリテーもしっかりついて安心です。

 

食が熱い!

安くて美味しい

多くのレストラン、カフェ、バーなどがひしめくプノンペン。
ロシアンマーケットも例外ではない。

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欧米人在住者が多いこともあり、在住者向けまた観光客向けのお洒落なお店が多く存在する。レストランの種類も様々で、洋食、インド料理、イタリアン、日本食などがある。St.155や、St.123の縦の通りを中心に大きめのレストランが並び、横の通りにはこぢんまりとしたセンスの光る隠れた名店が多く存在する。ロシアンマーケットエリアから少し離れるとローカル向けのビアガーデンやレストランがあり、カンボジア人の若者も集う。

♦Nさん(在住2年)
気軽に立ち寄れる店が多い。
ロシアンマーケットエリアは特に安くて美味しいお店がまとまっていると思います。ラフな格好をした欧米人も多く、休日などオシャレをしなくてもゆるい格好でカフェなどに行けるのもいいですね。

 

遊が熱い!

生活しやすい

日用品、かわいい洋服・雑貨等を購入できるスポットも増えつつある。おしゃれな商品、リーズナブルな価格…などなど、見ているだけで楽しい。

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 大型のスーパーマーケットはないものの、小さいマーケットが他のエリアに比べ多い。
 ロシアンマーケットを中心にミニスーパー、コンビニは10店舗近くある。オーガニック野菜を取り扱う「ナチュラルガーデン」を始め、食料品の取り扱いが豊富な「アンコールマート」、「ロイヤルマート」といったお店がある。また、クライミングジムやフットサル場、ホテルスパなどの娯楽施設も少しずつ増えてきている。

♦ Nさん(在住1年半)
スーパーの激戦区!?
ロシアンマーケットエリアには1年半前から住んでいるのですが、ここ一年で一気にスーパーが増えました。ごく普通のローカルのスーパーから、外資系のオシャレなスーパーまで、買い物もわざわざ遠くまで行かなくてもいいのが嬉しいですね。

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