クメール正月の「巨大ちまき」 ギネス記録を狙う!
カンボジアでは、明日4月14日にクメール正月を迎える。クメール正月は仏暦の正月で、太陽暦の4月中旬ごろ、今年は明日14日から16日までがそれにあたる。
正月期間中、シェムリアップのアンコールワット周辺では国内最大の正月イベント「アンコール・ソンクラン」が開催される。同イベントではカンボジアの伝統舞踊が披露されるほか、コンサートや物産展などが行われるが、中でも開催前から注目されているのは、去年から作られ始めた「巨大ちまき」だ。今年はギネスブック審査団を招き、世界最大のちまきとしてギネス認定を目指す。
このちまきはノム・オンソームというカンボジアのお祝い料理の一つで、もち米の中に豚肉やバナナなどを入れ、バナナの葉で包んで蒸したもの。今年のちまきは、100人のシェフによって作られ、重さが昨年の2トンを大きく上回る3.2トンであると言われている。
12日にはギネスブックの審査団がシェムリアップに到着し、13日には計測が行われた。巨大ちまきが世界最大のものかどうかはクメール正月元日に発表される予定。
アンコール・ソンクランの主催者であるソム・ラタナ氏は、「世界中の人々はカンボジアについてよく知らず、クメール・ルージュのような暗黒の歴史ばかりが知られています。なので、もし今回世界記録に認定されれば、私たちの国を知る人が増え、良い文化も認識してもらえるでしょう。」と語った。