カンボジアニュースーサンボー・プレイクックが世界遺産推薦候補に
コンポントム州にあるサンボー・プレイクック寺院が、来年のユネスコ世界遺産の候補となることが決定したと、ソクアン副首相が弟20回インド太平洋先史学会(IPPA)の中で発表した。
アンコールワットが建設されるずっと前、7世紀に建造されたサンボー・プレイクック遺跡群。1992年からカンボジアの世界遺産の国内暫定候補となっていたが、今回登録に向け正式に推薦候補となることとなった。
Ek Tha政府報道官は、「1999年12月に訪れたとき、歴史的価値のある寺院がジャングルの中に隠れてあり、驚いた。まるで奇跡のようだった」と、サンボー・プレイクックの魅力について語った。
サンボープレイクックでは、保全事業が進んでおり、マネージメントについても現在取り組んでいる。世界遺産の候補となれば、遺跡修復への寄付や持続可能な観光の発展にも期待がかかる。
現在登録されているカンボジアの世界遺産は、アンコール・ワット(1992年登録)、プレアビヘア寺院(2008年登録)の2つ。