【カンダール】5100万ドル規模のタクマウ浄水場とポンプ場が開所式
カンボジア王国政府は14日、タクマウ浄水場とコ・ノレア代替取水場の開所式を実施した。プノンペン南部とタクマウ市の清潔な水供給インフラの大幅な強化となる。
開所式にはフン・マネット首相を代表してボンセイ・ビソット閣僚評議会事務局担当相と植野駐カンボジア日本国特命全権大使が出席した。日本の無償資金協力により特別目的会社(SPC)モデルで開発されたタクマウ浄水場は、高い生産能力を持ちながら少ない土地面積で済む先進的日本技術を採用している。
同施設は日量3万立方メートルの清潔な水を生産でき、プノンペン上水道公社(PPWSA)の総処理能力を日量100万立方メートル超に押し上げる。
同時に開所したコ・ノレア取水場は2800万ドル規模のPPWSA-OCICプロジェクトで、日量46万立方メートルの処理能力を持つ。現在と将来のニロート浄水場拡張需要に対応し、住宅、商業施設、テチョー国際空港地域を含む重要開発区域にサービスを提供する。
ビソット担当相は「これらの施設はカンボジアの清潔な水供給を押し上げ、『全ての人に清潔な水を』イニシアチブと持続可能な開発目標2030に向けた新たな歩みを示している」と述べた。
植野大使は1990年代からの日本によるカンボジア水道セクター支援がプノンペンの「水道の奇跡」を実現したと評価し、この成功が他の都市や州に拡大されると語った。
(写真:The Phnom Penh Postより)
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記事全文:The Phnom Penh Postより



