【カンボジア】カンボジアで絶滅危惧種バンテンの重要な生息群を確認
野生生物保護団体ワイルドライフ・アライアンスは月曜日、カンボジアで絶滅危惧種に指定されているバンテンの重要な生息群を確認したと発表した。
この発見は、同団体のコミュニティ保全支援(CCS)チームが実施したカメラトラップによる監視調査で明らかになった。
種の保護のため正確な場所は非公開とされているが、同団体はこの発見を国内におけるバンテンの生存見通しにとって心強い兆候だと評価している。
バンテンは近年、個体数が50%以上減少しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に分類されている。 食用、スポーツハンティング、角目的の違法狩猟に加え、深刻な生息地の喪失や分断、病気への脆弱性など、生息域全体で深刻な脅威に直面している。
同団体は、個体群を維持するための保全活動が不可欠だと強調。 乾季には天然の水場が重要な資源となるが、CCSチームは保護区内の野生動物に年間を通じて水を供給するため、人工池を整備している。
この取り組みにより、バンテンをはじめとする野生動物の生存環境の改善が期待されている。
ワイルドライフ・アライアンスは今後も監視活動を継続し、バンテンの個体数回復に向けた保全策を強化していく方針だ。
(写真はKhmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより



