電力・水・衛生に関する国連の報告
金曜日国連はアジア11カ国を対象とした電力と清潔な水、公衆衛生の不足についての調査結果報告書を発表。その中でカンボジアは、対象国の中で最も不足が目立つ国となった。
2011年にデータを収集し21日に発表された2014年国連世界水開発報告書『Facing the Challenges』の中でカンボジアは、必要不可欠なサービスへのアクセスにおいて、ミャンマーとインドネシア、バングラデシュを含む下位国家にランクインした。
世界アセスメント計画(WWAP)のEngin Koncagul氏は「水とエネルギーは持続可能な開発において、とても重要な意味を持つ。この報告書は問題の有無を指摘した」と話した。
報告書によると2011年のカンボジアの人口は1430万人。そのうち66%が電力アクセスがなく、32%が改善された水アクセスが不足、66.9%が改善された公衆衛生アクセスがなかったことが分かった。世界平均では、電力アクセスが18.1%、改良された水が11.1%、改善された公衆衛生アクセスが35.9%不足しており、世界平均とカンボジアとの間で大きな格差があることも明らかとなった。
カンボジア人民党のChheang Vun氏は「カンボジアは近年、不安定な時代を耐えてきた。今もまだゼロから始めた復興の途中。他の対象国に比べ、安定していないのはそのためだ」と意見した。
現在農村部のほとんどの地域が、電力なしの生活を送っている。政府は2030年までに全ての国民へ電力を供給出来るよう、勤めている。