【カンボジア】詐欺事件の余波、韓日路線運賃が急騰
カンボジアでの詐欺事件が相次いだことを受け、韓国人旅行者の間で「カンボジア恐怖症」が広がり、東南アジアへの旅行需要が日本やベトナムに集中している。
ソウル・金浦から東京・羽田への往復エコノミー運賃は現在約70万ウォン(約480ドル)と、3カ月前の30万ウォンから2倍以上に高騰した。大阪路線はさらに急上昇し、18万5千ウォンから43万ウォンへ130%増となった。
カンボジアでは韓国人を標的とした雇用詐欺や誘拐事件が多発し、8月には韓国人大学生が死亡する事件が発生。10月にソウル政府が同国の一部地域に最高レベルの渡航禁止令を発令した。
この影響でタイやフィリピンへの予約が急減し、航空会社は大幅値引きで搭乗率確保に追われている。バンコク行きは33万ウォンから27万ウォンに下落、セブ行きも一時16万ウォンまで暴落した。
一方、ベトナムは需要が堅調で、ハノイ行きは28万ウォンから55万ウォンへほぼ倍増した。旅行業界は当面、日本とベトナムへの需要集中が続くと予想している。
2025/11/6
(写真はKhmerTimesより)
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記事全文:Khmer Timesより



