【シェムリアップ】カンボジア、地雷形状の博物館建設へー平和への決意示す象徴的建物ー
カンボジアが対人地雷を模した建物を建設中であることが明らかになった。カンボジア地雷対策センターのヘン・ラタナ事務局長が月曜日に発表した。
建物はシェムリアップ州北西部のテチョ平和博物館複合施設内に建設されており、PMN-2対人地雷の形状を模している。高さ17メートル、1階部分が108メートル×108メートル、2階には直径52メートルの円形エリアを持つ設計となっている。2026年初頭の完成・開館を予定している。
ラタナ事務局長は「この建物はカンボジアの宝となり、オタワ条約(対人地雷禁止条約)実施への政府の確固たる決意を示すものだ」と説明した。
カンボジアは地雷と不発弾による被害が最も深刻な国の一つで、1998年に終結した30年間の戦争と内戦により400万から600万個の地雷や爆弾が残された。1965年から1973年にかけて、米軍は275万トン以上の爆弾をカンボジアに投下している。
1979年から2025年6月まで、地雷・不発弾爆発により19,843人が死亡、45,267人が負傷した。同国は2030年までに全ての地雷・不発弾の除去完了を目指している。
写真はKhmer timesより
=====================
※記事全文(Khmer timesより)※



