【ラタナキリ】観光省、ラタナキリ州最後の家畜象保護で財団と連携
カンボジア観光省は、ラタナキリ州最後の家畜象を保護するアイラバタ・クメール象財団との協力強化を発表した。8月7日の会合でフート・ハク観光大臣と財団のメン・ニアリブティ・ホー・シティ名誉副会長が、象保護を通じたエコツーリズム推進について協議した。
財団は現在、雄2頭、雌1頭、子象1頭の計4頭を飼育し、繁殖にも成功している。国内外の観光客に象との直接的な触れ合い体験を提供し、保護意識向上と地域エコツーリズム発展に寄与している。
ハク観光大臣は「希少な家畜象保護への財団の献身的取り組みは、政府方針に沿った高付加価値観光商品の創出につながる」と評価。「あらゆる年代、地域の市民が象と野生動物保護に参加できるよう、象種保護と地域エコツーリズムの可能性向上に協力したい」と述べた。
ネット・ピアクトラ情報大臣も財団名誉会長に就任。1月の理事会で、カンボジア全土の家畜象は約70頭のみで、推定400~600頭の野生象と比べ極めて少ないと指摘し、慈善家らに継続支援を呼びかけた。
(写真:The Phnom Penh Postより)
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記事全文:The Phnom Penh Postより



