【シェムリアップ】アンコール遺跡群、エクイノックス・アンコールとプチュンバン重なり観光客増加見込み
カンボジアでは9月21日から23日にかけて、年2回のエクイノックス・アンコールの日と伝統的な「プチュンバン」祭が重なることから、観光客の大幅な増加が予想されている。
エクイノックス・アンコールは、年2回、春分と秋分に太陽がアンコールワットの中央塔の真上から昇る稀な天体現象で、遺跡が黄金色に照らされる神秘的な光景が見られる。今年3月には8万5千人以上がこの日の出を見るため訪れた。
一方、プチュンバンはクメール帝国時代から続く15日間の祭礼で、先祖の霊を供養する仏教行事。「バイベン投げ」と呼ばれる儀式では、信者が米の団子を寺院に撒いて餓鬼道の霊を慰める。古代碑文の研究により、この儀式が雨季の春分の時期に行われてきた歴史的根拠も発見されている。
カンボジア旅行代理店協会のチャイ・シブリン会長は「エクイノックス・アンコールで既に多くの国際観光客が訪れるが、最重要な宗教祭典と重なることで、特に国内観光客の大幅増が見込まれる」と述べ、文化と自然が融合した貴重な体験機会になると期待を示した。
(写真はKhmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより



