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国際郵便・各種サービス

カンボジア情報

カンボジアに長期滞在するなら、大半の方が利用することになるであろう国際郵便。利用時のトラブルを避けるためにも、全体的な流れを把握しておこう。

Contents

  • カンボジアの郵便事情
  • エアメールを送る
  • EMSと宅急便
  • 船便

カンボジアの郵便事情

カンボジアにおいて、郵便の現地配達サービスは殆ど機能していないため、海外からカンボジアへ向けて投函する際は注意が必要。もっとも確実な方法は、郵便局の私書箱宛てにすること。代替の手段として、受取人の居住地域にある中央郵便局に宛て、郵便局留めとする方法と、住所へ直接宛てる方法がある。直接宛てる場合を除き、受取人が郵便局へ手紙を取りに行くシステムが主流である。また、受け取り側は、小額の保管料もしくはチップを請求される場合が多い。
逆に、カンボジアから海外へ向けて投函するには、郵便局の窓口にて直接受け渡すと良い。はがきは文具屋や郵便局で販売している。

エアメールを送る

航空便を利用し、はがきや書状を国外へと郵送が可能なエアメール。まれに紛失し、届かない場合もあるが、所要日数は都市部であれば1週間程で、気軽に利用できる。記入位置は以下のとおり。宛名の書き方は「郵便局留め」と「直接郵便する」場合で若干異なる。 また、カンボジアを含め海外から日本に送る場合は、「Air Mail」と「Japan」の文字が目立つように書かれていれば、それ以外の住所などは日本語表記で構わない。

郵便料金

カンボジアから日本宛てにエアメールを出す場合、ポストカードは1800リエル、封書は20gまで3000リエル、30gまで6100リエル、50gまで8000リエル。カンボジア国内どこから投函しても同料金である。小包は航空便で500gが約7.5US$、1kgが約15US$となっている。反対に、日本からアジア圏へのエアメールは70円~160円が目安。

郵便局留め

受取人の携帯電話番号を記載することで、届いた際に郵便局から連絡があり確実である。なお、中央以外の郵便局を指定したい場合は、その住所を記載する。受取人は取りに行く際、パスポートなどの身分証明書を忘れないこと。

直接郵送する場合

カンボジアでの住所表記は曖昧な場合が多い。受取人へと直接郵送したい場合、州都にある企業やホテル、店舗など、住所が明確な場合のみに利用したい。住所は、アルファベットで上記の記入例の通り、英語圏と同様に、細かい区分から順に示す。呼称はフランス式に似ている。町村やコミューン(自治体)は、州都などの大きな街では省略されるケースが多い。

EMSと宅急便

郵便局網を使ってどこからでも配送可能なEMSと、DHLやFedEx、OCSなど外資・日系企業が行う宅配サービスに二分され、料金は、郵便物の重量などにより異なる。利用するサービスによるが、日本-カンボジア間の所要時間は通常、3営業日程度。宛先の記入方法は、それぞれの記入フォームに従う。カンボジア国内でEMSを受け取る場合は郵便局へ行かなければならない。

EMS (イーエムエス)

日本では郵政公社が行うサービスで、国際スピード郵便と呼ばれる。カンボジアにてEMSを管轄するのは、国際連合(UN)下部組織のユニバーサル・ポスタル・ユニオン(UPU)で、信頼性は高い。とはいえ、海外である以上、紛失や破損にあうケースも考えられるので、内容によっては、オプションでの保険加入をお勧めする。 発送は、カンボジア国内各地の郵便局にて利用可能。ただし、日本からカンボジアへ発送する場合、配達がなく、受取人は郵便局まで取りに行かなければいけないため、連絡先として電話番号の記載が必要である。

所要日数

主要都市(プノンペン、シェムリアップ、バッタンバン)と日本間は、3日程度が目安。それ以外の地域は1営業日を加算する。

制限事項(カンボジアから発送)

3辺がそれぞれ150x60x60cm以内で、総重量が30kgを超えないこと。また、危険物や麻薬類、宝石、貴金属類、動物、わいせつな物品などは当然ながら郵送不可。

制限事項(日本から発送)

1辺が150cm以内で3辺合計が300cm以内、総重量が30kgを超えないこと。同じく、危険物や麻薬類、宝石、貴金属類、動物、わいせつな物品などは郵送不可。

送料(カンボジアから日本へ発送)

250g以内が20US$、500g以内が25US$で、1kg以上は500g毎に3US$が加算される。目安として10kgでは82US$、20kgでは142US$となる。

郵便局での発送手順
  1. 荷物が制限事項を満たしているかどうか、確認する
  2. 差出人と受取人の情報を専用フォームに記入する
  3. 内容に応じて税関に申告する(詳しくはHP参照)
  4. 発送する

カンボジア国内で荷物を受け取る場合は、数ドルの保管料が請求される。 受取人の携帯電話番号が宛て先に記載されていれば、郵便局から受取人に保管料の連絡が入る。

DHL(ディーエイチエル)

航空機による輸送サービスなどを行っている。書類から小包、大型貨物まで運送を専門に扱う。220カ国以上をカバーし、世界中の500を超える空港から発送される。プノンペンとシェムリアップに支店を持つ。

所要日数、送料

航空便での郵送は、所要日数およそ3営業日程度。カンボジアから日本への送料は、1kgで74.57US$、2kg で100.37US$、10kg で289.09US$が目安となる。日本からの送料や所要日数は、ウェブサイトにてオンライン見積もりが可能。

FedEx(フェデックス・エクスプレス)

米国に本社を置き、国際物流においては世界最大手として知られる。航空機による運送業をメインとする。航空貨物と宅配などの地上運送は部門別にわかれており、複雑な通関手続を必要とする解決策にも強い。

所要日数、送料

航空便での郵送は、所要日数およそ3営業日程度。カンボジアから日本への送料は、10kgで120US$、それ以上は1kgごとに10US$が加算される。25kgでは250US$が目安。日本からの送料や所要日数は、オンラインにて見積もりが可能。

OCS(国際エクスプレス)

日本と海外の物流に特化した日系企業。特徴としては国際宅配便の他に、日本の新聞や出版物の海外配送を行っている。つまり海外在住者であっても、日本の新聞、雑誌、書籍、教育教材などを、購読することができ大変便利である。商業貨物・特殊取り扱い貨物も取り扱う。所要日数は3日営業日ほど。日本からの送料や所要日数は、オンラインにて見積もりが可能。

船便

日数がかかっても良いのであれば、船便という選択肢がある。所要日数は、タイミングにより1~2カ月くらいを要し、郵便局から発送可能。軽量なものであれば送料は空便とそれほど大差はないが、数十kgに上る時には、船便も利用したい。
カンボジアから日本への送料は1kgで22US$、それ以上は1kgに付き4US$が加算され、日本からカンボジアへの送料は1kgで1,700円、それ以上は1kgにつき400円ほど加算される。郵送物の内容により税金がかかることがあるので、窓口で相談すること。ビジネスで使用する場合は特に、関税に注意したい。


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