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カンボジアクロマーマガジン4号

カンボジア流おいしい淡水魚の食べ方

[取材・文] なまえ [写真] なまえ [制作] なまえ

トレイ・チエン・チュオン/揚げ魚の生姜と発酵大豆のソース【写真左】
Trei Chien Chuon(Deep Fried Fish with Ginger and Soybean Source)
サクッと揚げた魚に、ショウガと大豆の発酵調味料「シエン」、魚醤、砂糖のソースをたっぷり絡めた料理。ピリリと辛みが効いたショウガの香りと、やや納豆のような香りのする発酵大豆の風味の組み合わせは絶妙で、ご飯のお供にぴったりの一品だ。

 

ソムロー・プラハル・トレイ/ヘチマと淡水魚のスープ【写真中央左】
Samlo Plahal Trei (Loofah and Fresh Water Fish Soup)
たくさんの野菜と魚を煮込んだ、日常的に食べられている飾らないスープ。胴切りにしたスネークヘッドを、ヘチマと香草と一緒に煮込み、プラホックと砂糖で味付け。よく煮込まれたヘチマが、スープの旨味をたっぷり吸ってとても美味しい。

 

ソムロー・コーコー・トレイ/夏野菜とお米のポタージュ【写真中央右】
Samlo Koko Trei (Vegetable and Rice Potage with Snakehead Fish)
水と大地の恵みをつめこんだような、具だくさんの伝統料理。魚とカボチャ、ささげ、ナスを、炒ったお米と一緒にじっくりと煮込んで、プラホックで調味する。魚の旨味が染み込んだ野菜と、お米でとろみがついた濃厚なスープがとても美味しい。

 

プォッ/なれずしの煮つけ【写真右】
Puok (Stewed Fermented Freshwater Fish)
カイヤンというナマズを、煎り米、ヤシ砂糖、塩に漬けて造る発酵食品「プォッ」を、唐辛子と薄口醤油で煮付けた一皿。生野菜を付け合わせて、ご飯のおかずとして食べられている。強い塩気と、発酵食品の独特な香りと旨みが合わさって、ご飯が何杯も進んでしまう。

 

トレイ・ンギアッ/干物【写真左】
Trei Ngiet (Grilled Dried Fish)
カンボジアで最も食されているだろう淡水魚料理が干物で、炭火焼にしたり、油で揚げたりして調理される。意外な組み合わせかもしれないが、スイカやマンゴーなどの果物と一緒に食べるのが現地流。塩気の多い干物に、果物の水分と甘みや酸味が加わり、食欲が増進される。

 

クナォップ/プラホックの包み焼【写真中央】
Knob (Baked Prahok in Banana leaf)
焼き魚と共によく見かけるのが、この「クナォップ」。プラホックとクルーンに、クロサンという酸っぱい果物の種とキノコを混ぜたものを、バナナの葉で包んで炭火で蒸し焼きにする。野菜と一緒におかずとして食べるのが一般的だが、お酒の肴にもなるような濃厚な味わいだ。

 

トレイ・アン/焼き魚【写真左】
Trei Ang (Grilled Freshwater Fish)
魚を焼く光景は、街中やマーケットなど、至る所でみかける。炭火でじっくり焼かれた魚は、身がふっくらしており風味豊か。ほとんど味付けはしていないので、タレや漬物と一緒に食べられる。シンプル食べ方なだけに、それぞれ魚の味や香りを思う存分に楽しめる。

 


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