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カンボジアクロマーマガジン4号

淡水魚はクメールのカルチャーだ

[取材・文] なまえ [写真] なまえ [制作] なまえ

 

カンボジアの食用淡水魚

 

 

メコンギナ・エリソロスピラ/ Mekongina erythrospila

学名:Mekongina erythrospila
クメール語名:トライ・パーシイー
コイ目・コイ科 体長 45㎝

なわばりを持ちとても気の荒い魚で、主にカンボジアの北東部を流れるメコン河に生息しています。中でも流れの急な場所を好み、岩についたコケなどを食すため、日本に生息するアユの様な独特の美味しさがあります。

 

 

キノボリウオ/ Climbing Perch

学名:Anabas testudineus
クメール語名:トライ・クラニュ
スズキ目・アナバス科 体長 20㎝

名前から、木に登るのか?と思いますが、実際その可能性は低いと思います。でも、ラビリンス器官という特殊な鰓と硬い鱗を持つ魚なので、体さえ湿っていれば空気呼吸をしながら陸地を這って移動することができる水陸両用の魚です。

 

カイヤン/ Iridescent Shark

学名:Pangasianodon hypophthalmus
クメール語名:トライ・プラー
ナマズ目 ・ パンガシウス科 体長 130㎝

ナマズといえば川底にどっしりと構えているイメージがありますが、パンガシウス属のナマズは大河や湖で、中層付近を悠々と泳ぎながらエサを探す活発なナマズです。世界最大級のナマズ「メコンオオナマズ」もこのグループに属します。

 

ヒレナマズ/ Broadhead Catfish

学名:Clarias macrocephalus
クメール語名:トライ・アンダイントン
ナマズ目・ヒレナマズ科 体長 35㎝

ヒレナマズの仲間はカンボジアに6種類知られており、その中に1種だけ遥か遠いアフリカ大陸産の種が養殖用に移入されています。このグループの特徴は長いヒゲがたくさんあり、頭の上がとても硬い骨で覆われているので簡単にわかると思います。

 

ナギナタナマズ/ Spotted Knifefish

学名:Chitala ornata
クメール語名:トライ・クラーイ
アロワナ目 ・ ナギナタナマズ科 体長 100㎝

日本に古くから伝わる武具のナギナタに似た姿が名の由来で他の魚にはない独特の形をした魚です。食性はとても獰猛で小魚やエビを丸のみにします。三枚におろした身を大きなスプーンで削ぎ取って団子にしてスープに入れて食べるのが人気です。

 

スリースポット・グーラミー/ Three Spot Gourami

学名:Trichopodus trichopterus
クメール語名:トライ・コンプリエン
スズキ目 ・ オスフロネムス科 体長 10㎝

カンボジアで多く見られる魚の一つで、本物の目と体にある2つの目玉模様からこの名がつけられました。尾ビレに届くくらい長い腹ビレを持つのが特徴で、独特の進化をした魚といえます。この魚も空気呼吸ができ、酸素の少ない水域にも生息しています。

 

淡水フグ/ Freshwater Pufferfish

学名:Pao cambodgiensis
クメール語名:トライ・コンポー
フグ目 ・ フグ科 体長 15㎝

日本人にとってフグといえば海の魚というイメージがありますが、世界には純淡水に生息するフグもたくさんおり、カンボジアでは約10種が知られています。またフグはテトロドトキシンなどの強い毒を有する種が多いので注意が必要です。

 

ジャイアント・スネークヘッド/ Giant Snakehead

学名:Channa micropeltes
クメール語名:トライ・チュダオ
スズキ目 ・ タイワンドジョウ科 体長 100㎝

カンボジアの水辺では食物連鎖の頂点に立つ魚といっても過言ではありません。ライギョの仲間ですので鋭い歯で小魚やカエルなどを食べて育ち、大きいものは1mにも成長します。市場では必ず見かける魚ですのでその人気が伺えます。

 

ストライプ・スネークヘッド/ Striped Snakehead

学名:Channa striata
クメール語名:トライ・ロオッ
スズキ目 ・ タイワンドジョウ科

ジャイアントスネークヘッドほど大きくならないライギョの仲間でカンボジアでは最もよく見かける魚の一つです。ライギョの仲間ですので空気呼吸もでき、時々水面に上がって来て空気を吸う姿も見かけます

 

アポゴン・キャットフィッシュ/ Apogon Catfish

学名:Phalacronotus apogon
クメール語名:トレイ・ケッ
ナマズ目 ・ ナマズ科 体長 80㎝

トンレサップ湖やメコン河などの大きな水域に生息する魚で、大きな個体は1m近くに成長します。シェムリアップで水揚げされるものの多くはタイへその日のうちに輸送されていて、大変人気があるようです。

 

トゲウナギの仲間/ Peacock Spiny Eel

学名:Macrognathus siamensis
クメール語名:トライ・チュロンチュノ―
タウナギ目 ・ トゲウナギ科  体長 30㎝

和名にもあるように背中には小さな棘が並んでおり、その棘とウナギの様なニョロニョロした体型が名の由来です。英名のピーコックは、背びれの付け根にある目玉模様がクジャクの羽根の柄に似ている事からつけられました。

 

ニードル・ガー/ Freshwater Garfish

学名:Xenentodon sp.
クメール語名:トレイ・プトーン
ダツ目 ・ ダツ科 体長 30㎝

細長い体と鋭い歯をたくさん持つ長い口が特徴の魚。雌雄の見分け方はとても簡単で、雄の頭の上には赤い一筋のラインがあります。シェムリアップ周辺の低地ではよく見かける魚です。サヨリやカマスの様な柔らかい白身の魚です。

イエローフィン・バルブ/ Yellowfin Barb

学名:Barbonymus gonionotus
クメール語名:トレイ・チュプン
コイ目 ・ コイ科 体長 30㎝

カンボジアでも魚の養殖は盛んですが、そのほとんどが外来種です。そんな中で数少ない在来の養殖対象種の一つがこの魚です。もちろん天然ものも出回りますが、どちらもコイ科らしい味わいのある魚です。日本の魚に例えるならばフナの様な存在です。

 

淡水ニベ/ Boeseman Croaker

学名:Boesemania microlepis
クメール語名:トレイ・プロマー
スズキ目 ・ ニベ科 体長 100㎝

ニベは海に生息する種が多いのですが、メコン河やトンレサップ湖にも生息しています。大きなものは1m近くに成長し鋭い歯をもつ魚です。カンボジアで出回る魚の中では比較的高価で取引される種です。

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素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia