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カンボジアクロマーマガジン7号

美しきカンボジア、至極のナチュラルリゾート

[取材・文] 多賀 史文 [写真] 多賀 史文 [制作] 谷岡 郁子

Alila Villas Koh Russey
アリラ・ヴィラズ・コッルッセイ

白砂のビーチを望むモダン建築。左からメインビルディング、パビリオン棟、ヴィラ群。

穢れなき海、シアヌークビルの再誕
– The private nature sanctuary in the wild –

白とターコイズブルーのコントラストが美しい砂浜で、都会の喧騒を忘れて、波間に揺れながらゆったりとした時間を味わう。失われたと言われている美しいシアヌークビルの海が、まだ手近なところに遺っている。

 ひと昔前までは西洋人のバックパッカーの間で、東南アジアの穴場ビーチシティとして愛されていたシアヌークビル。ここ最近は、中国の海洋進出のインドシナ半島の礎として、またカジノシティとして急速に開発が進められ、魔窟と変貌してしまい、ロン島やロンサムレム島などの離島を除けばめっきり訪れる(中国人以外の)旅行者も減りつつある。

 そんな中、シアヌークビル国際空港からわずか20分で辿り着ける小島に、かつてのシアヌークビルの美しい海を感じさせるビーチリゾートが開業した。

 開発運営を手掛けるアリラ・ホテルズはインドネシアを中心に、マレーシア、インド、中国でホテルやリゾートを運営するホテルグループ。各国のユニークな地域に、ラグジュアリーでデザイン性と快適性の優れたホテルを多数運営し、高い評価を受けている。そんなアリラ・ホテルズの最新のプロパティが、シアヌークビル州のレアム国立公園沖に浮かぶ、ルッセイ島の1.2㎞に渡る白い砂浜にオープンした「アリラ・ヴィラズ・コッルッセイ」である。

 同ホテルは長い海岸線に沿うように建てられた、メインビルディングと、50室のパビリオン棟、大小13棟のヴィラで構成されているが、建築面積は全敷地の僅か15%に過ぎない。残りの85%は美しいビーチと自然。まさしく手付かずのカンボジアの海を満喫できるリゾートである。

心穏やかに過ごす洋上の安息地
Fascinated by the blue sea and nature

 アリラの魅力は何か?と問われたら、突き詰められた快適性から生じる「安らぎ」だと答えたい。配置計画から客室の細部に至るまで、広々としながらも決して間延びせず、ヒューマンスケールでゆったりと寛げる空間造り。絶好のロケーションという素材を、無理せず、そして無駄にせず、プレーンながらもラグジュアリー感溢れるデザインで「調理」されている。シアヌークビルで数々の宿泊施設を見てきたが、リゾート(保養地)として今最も推すことができる施設に仕上がっているのではないだろうか。

 そして、もし予算が許すのであれば、ヴィラタイプの客室での滞在をお勧めしたい。というのも、「アリラ・ヴィラズ」の名の通り、このホテルが最も力を入れているのがヴィラだからである。中でもビーチフロントにあるワンベッド・ビーチ・プールヴィラの出来栄えは素晴らしく、内部空間110㎡にナチュラルテイストのリビング、ベッドルーム、バスルームが伸び伸びとレイアウトされ、またそれと同等以上の広さで、サンデッキとプールの外部空間が砂浜に向かって広がっている。宿泊者たちはこの桃源郷のようなビーチで時を忘れて寛ぎ、また時にはアイランドホッピングや釣りに出掛け、ヨガに興じていた。

 かつてのシアヌークビルを知る人も、知らない人も、カンボジアの美しいビーチが還ってきたことを心から喜びたい。

 

 

 


(左)プールとビーチを一望できるオープンエアーのレストラン。

(中)ヤシや菩提樹茂るビーチビューを、独り占めできるおすすめのビーチ・プールヴィラ。
(右)ビーチサイドの大きなガジュマルの下で行われる、インド人インストラクターによる本格ヨガレッスンが人気。

 


アリラ・ヴィラ・コー・ルッサイ・カンボジア
Alila Villa Koh Russey Cambodia

住所:Koh Russey, Sihanoukville
電話:+855-(0)96-214-1888
メール:kohrussey@alilahotels.com
www.alilahotels.com/kohrussey

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素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia