ホーム 新マガジン記事 クソ真面目とパープリンのクメール飯考: 002 クメール人はなぜそんなに、魚を食べるのか?

カンボジアクロマーマガジン6号


あずさ
 あっちも魚、こっちも魚。揚げても煮ても焼いても魚ばーーーっかり!カンボジアの人は、いっつも魚ばっかり食べていて飽きないの?

 

 飽きない。

 

あずさ はっきり言い切ったね……。あなた魚が大好きだもんね。だって子どもの頃、釣りにかまけすぎて登校拒否してたんでしょう?

 

 そうだよ。夜中に自転車で池や沼に行ってそのまま夜明けまで過ごすんだ。朝日がのぼるトワイライトの頃に、茂み越しに水面をのぞくと魚が見えてね。魚とヒトっていう、一見かけはなれた存在同士の距離感がなくなって、身近な存在に見える時があるの。

 

あずさ でも、結局釣るんだ。じゃあカンボジアの淡水魚なんてたまらなく面白いでしょうね。

 

 カンボジアの魚食の魅力は、何といってもトンレサップ湖に象徴されるよ。メコンの水をたたえるこの湖は、東南アジアで一番大きな天然湖だということを知らない人は多いけれど、ここには古典的な水上集落が昔からあるし、クメール人以外にも漁業を営む多くのチャム人やベトナム人が暮らしている。
彼らの魚の食べ方は実に多彩なでね。コイやフナといった日本でおなじみの淡水魚に始まり、雷魚やナマズも定番。それから淡水性のカマスやフグもいるんだよ。大昔に大陸が移動し、海が陸に閉じ込められた歴史の名残だね。魚の養殖も盛んで、川や湖沿いに、天然の生け簀を作って育てた魚は、人工生け簀のそれよりも味がいいんだよ。

 

あずさ ふ〜ん。じゃあクラチェにいるカワイルカも、海の名残なんだね。でかいし脂のってそうだし、とって食べたらいいのに。だいたい、イルカっていうだけでありがたがられおって腹たつわー!生き物は、喰えるものから順にえらいんじゃ!

 

 まあイルカは、美味しかったとしても某団体にとんでもなく叩かれるよね……。


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