ホーム 過去のマガジン記事 トッケーのつぶやき: Vol.1 国と国とを結べる橋に

カンボジアクロマーマガジン30号

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2003年に発行された日本政府無償資金協力(ODA)記念切手。

同年に開通した「きずな橋」(コンポンチャム州)がモチーフになっている

 

去年2013年は日本カンボジア国交60周年で、いろいろなイベントが繰り広げられたけれども、その10年前の話。内戦後、在カンボジア日本大使館が再開されて10周年ということもあり、今のようにたくさんの日本人はいないながらもイベントをした。「きずな橋」の開通式典では、高円寺の阿波踊りや熊本からの太鼓チームが橋の上で踊ったり演奏したり。プノンペンでは夕方から野外での盆踊り大会。「きずな橋」の美しい橋の形は広くカンボジアの国民の胸に刻み込まれた。同年に発行された新500リエル札の裏面も「きずな橋」。なぜかポルシェが走っとる…と評判になった。

さらに9年遡り(つまり今から20年前)、1994年は日本のODAで「日本橋(チュロイチュンワー橋、プノンペン)」が再開通した年。中央が抜け落ちたままの橋の左右の橋げたが庶民の夕涼み場所だったけれど、真ん中の抜けた部分に本体がかかる瞬間はみな興奮、復興への期待に胸を膨らませる、と言う表現がぴったりの瞬間だった。

2014年の今、勝手な欲を言わせてもらえば、ODA「日本橋」20周年記念切手を発行してもらいたい。ついでに新5,000リエル札(500じゃなくて)でも発行してもらって、その裏面は我が愛車の1994年製カローラが走る!というのはどうだろう。そうして、当初はきれいだった日本橋を思い出してもらって、あの時の感激を思い起こしてもらって、日本が好きだと言うカンボジア人たちに、何十年経っても立派な「日本橋」、いつまでもきれいな「きずな橋」を保つ努力をしてほしいものだ。


いしもと ゆみ

1992年、NGO職員としてカンボジアに赴任。今は法務税務事務所で日系企業担当として奮闘、カンボジア生まれの2人の子持ち。サーフィンのような人生を楽しみながら、泣いたり笑ったり。

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