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カンボジアクロマーマガジン30号

カンボジアで[フランス]に出会う プチ・フランスをめぐる旅

[取材・文] 矢羽野 晶子、小林 真之輔、小見山 紗織 [写真] 多賀 史文、岡 克哉 [資料提供]ラッフルズ・グランドホテル・ドゥ・アンコール

2.[カンボジア]に出会ったフレンチ

かつて「東洋のモナリザ」を発見したアンドレ・マルローは、その美しさを讃え、小説「王道」を発表した。今もカンボジアには多くのフランス人が住み、移り住んで来ている。彼らは何を求めて来たのか。そしてカンボジアは、彼らの人生をどう変えたのか。在住フランス人に聞く。

[カンボジア]は、あなたの人生やキャリアにどんな影響を与えましたか?

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ヴァン・ボーレン  ― レストランオーナー/プノンペン在住12年 ―
古いものを大切にしつつ新しさを取り入れる

25年のフランス生活の後にカンボジアへ帰郷。コロニアル建築の生家をフランス料理店「ヴァンズ・レストラン」として蘇らせたヴァンさん。「カンボジアは、寛容になることを教えてくれる。そして可能性に満ちている」自分たちが日々アップデートしなくてはならないとヴァンさんは語る。クラシックな要素に、新しいアイディアをひとさじ。そこに、ヴァンズ・レストランのクリエイティビティがあるという。「古い建築を大切にすることは、歴史を見つめること。本物の価値を提供することを通じて、カンボジア人にお金以外の本当の価値がどこに宿るのかを伝えたい」

ヴァンズ・レストラン www.vans-restaurant.com

 

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デニス・ローレン  ― 生物学者、画家、建築家/プノンペン在住20年 ―
カンボジアだからできるクリエイティブな生き方

無料で多くの小児を診察するカンタボパ病院。生物学者のデニスさんは、ここで開院当初から働いている。内戦から逃れてきたカンボジア人の妻とフランスで出会ったのが85年。結婚の後、94年に3人の子供とカンボジアへやって来た。「ここでは良いアイデアさえあれば何でもできる」デニスさんは、朝7時から夕方5時まで病院で働き、アフター5は画家・建築家として活躍。自らのデザインによる「ラ・メゾン・ダンブル・ホテル」も経営している。「笑顔が溢れるカンボジアで、いろんな人と出会ってきた。その中でいろんなビジネスが立ち上がる。成り行きの人生だよ」

カンタボパ病院 www.beat-richner.ch

 

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パトリック・サムナン・メイ ― 漫画家、英語講師/プノンペン在住5年 ―
漫画を描くことでメッセージを伝えたい

英語教師として働きながら、漫画家としても活躍するパトリックさん。内戦直前に両親がカンボジアを逃れ、移住先のフランス・ルーべで生まれた。「小さな頃から絵を描くのが好きで、日本の小説や漫画にも影響を受けた。フランスを離れて10年くらい移住を繰り返しているけど、今は両親が生まれたカンボジアで暮らせて幸せだよ」現在製作中の漫画『キャプテンカンボジア』にはカンボジアの文化、歴史のほか、政治的な要素が多く含まれているという。「きっかけは昨年7月の総選挙。選挙後の人々の様子に新しい風を感じた。漫画を通して自分のメッセージを多くの人に伝えたいんだ」

bdeugenie.kazeo.com

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素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia