ホーム 過去のマガジン記事 男のローカルひとり飯: 第3回 ヤサイ星人

カンボジアクロマーマガジン42号

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 野菜が好きだ。野菜ならいくら食べても太らないと脳が勘違いしている。野菜を食べているときは食事の際に普段生じる罪悪感がないため、食欲が止まらないことが多い。そんなヤサイ星人な自分が足繁く通ってしまうのがこの店だ。

 

 朝とランチのみの営業のこちら、ランチは食べ放題のビュッフェスタイルで11,000リエル。そんなビュッフェスタイルのこちら、とにかく野菜がたっぷり。そして、メニューは毎日変わる上に味わいのバリエーションまでしっかり考えられている。本日は、パイナップルの甘みと酸味が印象的なパイナップルとトマト玉ねぎとひき肉の炒め物、塩分と酸味のしっかり効いたカラシナの漬物のスープ、油の旨味と玉ねぎの甘みがある白身魚と玉ねぎの揚げ物、オイスターソースの旨味がポイントの青菜とブロッコリーと牛肉の炒め物、生のインゲン、モヤシ、ミント、ローカルミント、ドクダミ、タデ等と米麺をスパイシーな辛味と甘みのあるタレで頂くノンバンチョックが全て盛り放題という素晴らしい内容。しかもどの一品もきっちりストライクゾーンに投げ込んでくるセンスの良さ。そんな当店、さしずめ野菜のオアシスといったところだろう。最後はほっと一息つける現地の甘味。本日は、コーンとタピオカとココナッツの温かいデザートで締め。

 

 こんな素晴らしい当店だが、食べ物のリフィルが若干少なく、昼も遅い時間になると料理の大半がなくなってしまっていることも多いので、野菜不足となっていて体の渇きを癒したい方は11時半頃の入店がオススメだ。

 

プリアップソー Preap Sor Guest House
住: No. 8, St. 232, Phnom Penh
Tel: 012-510789 /097-8090810
<本日のひとり飯> ランチビュッフェ: 11,000リエル

井之原 四郎

孤高のフーディーを自称するフードライター。食べ物である限り食べられない物はないというのが信条。ベトナムスケッチ連載の「男のローカルひとり飯」(2011年11月〜2014年6月)等、執筆多数。

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