まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

澤村 純子さん
（カンボジア在住２年）
カフェ経営

また来たいと思える場所をつくりたい

澤村さんが初めてカンボジアを訪れたのは2008年。その時にできたカンボジア人の友人ともっと仲良くなりたくて、日本でクメール語学校に通った。2012年には、シェムリアップで小学校建設のボランティアに誘われ、気づけば4ヶ月間もの滞在になっていた。「学校が完成したときの感動は今でも忘れられない」と涙ながらに語る。
　翌年、プノンペンでNGO団体に加わり、持っていた栄養師の資格を生かして、病院食への栄養指導を担当。その後シェムリアップに戻り、この頃から漠然としていた昔からの「カフェを作る」という夢を実現するため動き出す。
　そして今年3月、満を持してカフェ「OHANA」をオープン。もちもちの食感が自慢のベーグルは、早くも在住者に大人気。店名であるOHANAは海外に目をむけるきっかけになったハワイの言葉で「家族」や「仲間」の意味。「何度でも来たくなるような、帰って来たくなるような場所を大好きなシェムリアップに作りたいんです」来た人が自分の家のようにくつろげる空間がOHANAの理想の形だと、きらきらした笑顔で語ってくれた。

○休日の過ごし方
― 子供たちに会いに村へ。いつもエネルギーをもらっています。