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カンボジアクロマーマガジン31号

ロン島 旬はこれから!アイランドリゾートの新定番

[取材・文] 小林 真之輔 [写真] 岡 克哉 [制作] 多賀 史文

ロン島まるわかりマップ

香港島ほどの面積がある、実は広いロン島。南東のトーイビーチだけでも十分楽しめるが、余裕があればロングビーチやソクサン村など、他の場所にも訪れたい。

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島の顔!トーイビーチ

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トーイビーチは本土と島を結ぶ定期便の玄関口であり、最も賑わっているエリア。バンガローやレストラン、各種アクティビティの窓口などが集中、多くの旅行者がここに宿をとり、島散策の拠点にしている。ビーチでは、欧米人が寝そべって本を読んだり日光浴を楽しむ姿が。カンボジア人は、観光客相手の商売に精を出している。ビーチ北側に行くにつれ、静かで洗練された雰囲気になっている。

夜の砂浜はパブストリート

船着場近くのレストラン・バーは、夜になるとガンガン音楽をかけ、シェムリアップのパブストリートのようになる。すっかり冷えた砂を素足で感じながら飲むビールは、実にウマイ。

 圧巻!ロングビーチ

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全長7kmにもおよぶ白い砂浜。欧米人の間では、スノードリフトベイ(吹きだまり雪の入り江)として親しまれている。宿は6つしかなく、広く、そして静か。のんびり派におすすめのエリアだ。ビーチ南端には、とびきり水の澄んだポイントがあり、シュノーケリングにもうってつけ。

ロン島の砂は鳴く!?

キュッキュッ。足の裏が砂をつかみ、離すたびにキュッキュッ。ロン島には、そんな「鳴き砂」エリアが多くある。

秘境!古くからの生活が残る「ソクサン村」

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ソクサンはクメール語でパラダイスの意。約70世帯が住む村で、村人はほぼ漁師。朝に漁へ出てシハヌークビルの市場で売る、素朴な暮らしに身を置いている。朝夕だけ糸を垂らし、あとはトランプに興じる、楽園生活を送る村人も!村訪問は、トーイビーチから船をチャーターするのが一般的。

村に伝わる伝説

村の西側に、まるで映画に出てきそうな美しい小さな入り江がある。言い伝えでは守護神がいて、満月になると水の上で歌う姿が見られるとか。

超セレブ!高級リゾート「ソンサーアイランド」

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ソンサーはクメール語で恋人の意。島まるごとという圧倒的なスケールの、贅の限りを尽くしたリゾートアイランドだ。昨年、日本のメディアでも取り上げられ知名度も急上昇。宿泊料のみで、食事やアクティビティなどすべてカバー。経済的に余裕がある人は、迷わずこちらへ!(1泊1,000ドル以上)

 

ソンサーアイランド Song Saa Private Island
電話番号: 012-679502
WEB: www.songsaa.com
宿泊費目安: 1,595-3,590US$

島民の宝!豊かな海域

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ロン島の魅力は、なんといっても透明度の高い海!ソンサーアイランドができ、ロン島に高級リゾート化計画が立ち上がるのもこの美しさゆえだ。昨年末、この美しさを失わないために、欧米人とローカルダイバーによる珊瑚礁保護プロジェクトが発足。さらに、砂浜のゴミ拾いを組み込んだ無料のアイランドツアーも登場。人の手によって、ロン島の海は大切に守られているのだ。オークンチュラン!

発泡スチロールの船で漁

一畳ほどの発泡スチロールに、年季のはいったエンジンをブロブロいわせて出航!ローカル漁スタイルの極北が、この発泡スチロール船だ。ただ、浜辺に泊めていると欧米人にいたずらされるとか。

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