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カンポット胡椒農場 収穫量40パーセント増加の見込み

 

 カンボジアの多くの農家で干ばつによる悪影響が見られているが、カンポットの胡椒農場は栽培面積の増加によって、今年の収穫量が昨シーズンより約40パーセント増加の80トンに到達するとみられている。

 

 カンポットペッパー振興協会(KPPA)によれば、242の協会員によって約100ヘクタールに胡椒の木が栽培されているという。そのうちの40ヘクタールが来年2月末の収穫に向けて準備がされており、70トンから80トンの収穫が見込まれている。

 

 カンポットペッパーは世界貿易機関の地理的表示(GI)を2010年に獲得。WTOによるこのGIステータスは、購入者や消費者にその製品が特定の原産地で生産され、他とは異なるものであることを示すものだ。
カンポットペッパーは、GIを獲得して以来急激に輸出量と価格が上昇した。需要は伸び続けており、注文はすでに来シーズンの生産量の80パーセントをカバーしているという。注文の30パーセントは国内供給によるもので、残りの70パーセントは海外のバイヤーからのものだ。

 

 GIを獲得したカンポットペッパーに対する需要の増加は、農業従事者たちのKPPAへの参加促進にもつながった。協会では、製品品質の維持のためにも協会員の選定は基準を設け厳しく行っているという。

 

http://www.phnompenhpost.com/business/kampot-pepper-defying-drought-fears


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